ADHDの人の結婚生活
ADHDの人が結婚した場合、どの様な問題が起こるでしょうか。
妻がADHDの場合
妻側がADHDである場合、仮に結婚後に専業主婦になるとしますと、いずれは子供を妊娠し、料理・掃除・洗濯などの家事に加えて子育てもしなければいけなくなります。また、結婚をすると親戚関係や近所の人との付き合いという面倒な事も発生します。
もし男性が家事や子育てに協力的であれば、何とかやり遂げる事は出来ると思いますが、そうでない場合はやらなければいけないことで頭がいっぱいになってしまい、パニックを起こしてしまう可能性があります。
夫がADHDの場合
夫側がADHDである場合、妻の苦労を察する事が出来ずに傷つける言葉を発してしまったり、家庭の為に何か行動を起こそうとしてもミスを繰り返してしまって、逆に妻に負担をかけてしまう場合や、仕事に熱中してしまい家庭を顧みなくなる様になってしまったり、それをきっかけとして妻と喧嘩をしてしまい、結果として離婚してしまう事もよくあります。
夫婦共にADHDである場合
両人共にADHDである場合、お互いに部屋の整理整頓が出来ずにゴミ屋敷状態になってしまったり、子供にADHDが遺伝してしまい、家族全員がギクシャクした生活を送ることになってしまう可能性もあります。
それを解消する為には、まず精神神経科や心療内科などの病院に通い、適切な治療・投薬を受ける事と、夫婦ともお互いに相手を思いやる気持ちを持つ事が大切です。
相手が出来ない事をサポートしてあげる、相手や子供が起こしてしまうミスを個性として捉えるという思いやりです。
もし夫婦間だけでは生活が上手く行かず、離婚を考えてしまう場合は、親や友人に間に入ってもらってもう一度話し合いをする事も良いでしょう。
もし子供がいる場合、自分の親がどのような問題を持っていたとしても、親は唯一無二の存在です。子供の為にも良い生活を送れるように、夫婦で手を取り合って生活していく事が大切です。
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