ADHDの結婚と遺伝
ADHDは遺伝が関係していると言われる発達障害です。ADHDと遺伝の関係は、まだはっきりとは解明されていませんが、遺伝が関わるかもしれないということで、結婚を躊躇してしまうという人もいるでしょう。
ここでは、ADHDの遺伝と結婚について考えてみましょう。
ADHDの人が結婚して子供を作ることを考えるとき
前述のとおり、ADHDには遺伝が関わっているといわれています。結婚をするにあたって、ほとんどの人が子供ができる可能性を考えるでしょう。
そういったときに、ADHDが遺伝してしまうのが怖くて結婚ができないと思う人もいるかもしれません。また、パートナーがADHDだと、子供に遺伝してしまうのではないかと思い、付き合うにはよくても、結婚は・・・なんて思ってしまう人もいるでしょう。
子供に遺伝するという問題は、深刻なものです。ですからそれを考えて躊躇してしまうことは仕方のないことでしょう。
ADHDは本当に遺伝するのか
親がADHDだと、子供がADHDになってしまう可能性は、健常者同士の子供の場合よりも高い確率ではあります。
しかし、たとえば両親がどちらもADHDだという場合の子供がADHDになる確率は、25%程度だと言われています。ですから、ADHDにならない確率の方が高いのです。
また、ADHDの人の子供なら、親がADHDを理解してくれないなんてことは起こらないでしょう。そのため、子供のころから対策ができます。
どちらかがADHDで、どちらかが健常者だったとしても、ADHDについて一緒に学んでいれば、ADHDの子供がもし生まれてしまったとしても、対策方法がわかるはずです。
ですから、ADHDが遺伝するかどうかは、結婚するかどうかを考える材料にはならないのではないでしょうか。
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