軽度ADHDで障害者手帳はもらえるのか
ADHDをはじめとした発達障害では、その症状によっては精神障害者保健福祉手帳というものを取得できる場合があります。これがあると、さまざまな公共サービスが割引になったりするため、取得できるのであれば持っていた方がいいでしょう。
では、軽度ADHDでこの手帳を取得することはできるのでしょうか。
軽度ADHDと精神障害者手帳
ADHDで精神障害者手帳が交付されることはありますが、すべての場合で交付されるというものではありません。
精神障害者手帳は、ADHDの症状によって、日常生活に支障があるという場合に交付されるものですが、軽度ADHDの場合は、条件を満たすことができないことがあるため、手帳をもらうことができないということもあります。
精神障害者手帳には、1級から3級の等級があり、症状によってどれにあてはまるのかが決まりますが、これについては詳しい判定基準がありますので、かかっている病院などで確認してみましょう。
軽度ADHDの治療と手帳の意味
軽度ADHDだという人は、手帳が交付されない場合もあるときいて、落胆してしまうかもしれません。しかし、精神障害者手帳というのは、障害のために生活が困難だという人に交付されるものです。従って、軽度ADHDであるものの、ちゃんと社会に出て働くことができるようなタイプは、そもそも手帳の必要はないでしょう。
軽度のADHDでは、治療を行なっていけば、生活にほとんど支障のないレベルまで回復することも少なくありません。手帳とは、それすら困難だという人のためのものであることを忘れないようにしましょう。
本来なら、手帳を持っている利点よりも、健康的な生活ができることの方がよほど利点が多いはずです。
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