軽度ADHDと重度ADHDの違い

軽度ADHDと重度ADHDの違い

軽度ADHDと重度ADHDの違い

ADHDは、その症状の程度によって「軽度」といったり「重度」と言ったりすることがあります。この軽度と重度にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

ここでは、軽度ADHDと重度ADHDの違いについて考えてみましょう。

 

軽度、重度とはどうやってわかるのか

ADHDは、不注意・多動性・衝動性という3つの中心的な症状がある障害です。症状の現れ方や偏りは、人により異なっており、かなり個人差の大きい障害だと言えるでしょう。

 

例えば、この3つの全てを混合して症状として現れているという人もいれば、不注意が特に現れている人、そして多動性・衝動性が特に強く現れている人というのもいます。

 

軽度・重度などの診断は、病院によって行われます。医師によっては、あまりそういった度合いを口にしない人もいるかもしれませんが、すべての症状が強く現れていて、社会生活上困ることが多いと言う人は重度寄りの診断をされることが多いでしょう。

 

また、不注意が症状として強く現れているものの、社会生活では生きづらさを感じるものの、深刻な指摘をされるほどのものではないということなら、軽度と言われることもあるでしょう。

 

ギリギリ診断基準を満たしているような場合などは、軽度と言われます。

 

軽度ADHDと重度ADHDの違いとは

軽度と重度のADHDの違いとは、前述のとおり、そして文字どおり症状が軽いか重いかという違いです。

 

例えば、ADHDが原因で二次障害を発症し、うつ病になったり不安障害になったりするような程度だと、重度に分類されるでしょう。

 

軽度の場合は、行動療法などによって比較的改善しやすく、きちんと治療を受けていれば、健常者とそう変わらない生活も可能です。

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