ADHDの兄弟・姉妹への対応
ADHDの兄弟間遺伝とつきあい
ADHDの兄弟では、遺伝にる発現の確立が25〜35%と言われています。
兄弟姉妹全員が通常の人と何の変わりもない場合もあれば、1〜2人のみADHD、兄弟全員がADHDである場合もあります。
ADHDの兄弟姉妹が居る場合はどのような接し方・私道の仕方が必要でしょうか。
特徴
ADHDの場合、外で起こすトラブルを家の中でも起こす確率が高くなります。
- 不注意により、兄弟姉妹の持ち物の貸し借りなどでトラブルが起きる
- 約束が守れないため(忘却により)通常の人である兄弟に負担が行く
- 兄弟にADHDの人がいると、また双方がADHDだった場合は衝動性により喧嘩も多くなる
両親がADHDの兄弟を過剰に面倒を見たり、逆に放任主義にするとこれもトラブルの原因になります。
注意点
兄弟姉妹間にADHDがいる場合、つい頭の中で比較して「これはいい、これはいけない」とどちらかを特別視してしまいがちです。
ADHDではない兄弟は年少時から寂しく、特別扱いされているADHDの兄弟をうらやましく思うこともあります。
ADHDの疑いのある段階や判断が下された兄弟には、通常の兄弟に「この子はこうだから、こうしている。」と早い段階で適切な説明をするとよいでしょう。
子供たちは接し方に違いが出ているのを敏感に察知しますので、出来る限り対等に一対一でそれぞれと付き合うようにしましょう。
比較なども避けるべきです。習い事なども比較しない・させないために別のものをさせるのも一案です。
兄弟の間での切磋琢磨はADHDにとってとても良い機会になります。
コミュニケーションの機会をなるべく多く設け、人との付き合い方、考えの共有の仕方を学ばせるようにしましょう。
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