ADHDの子供の性格
ADHDの症状は、脳の機能障害のために起こっているもので、性格とは違います。しかし一般的には、ADHDの症状による行動も性格だと思われてしまいますよね。
ですから、他人の表面に出ている性格から、ADHDを予測することはできるかもしれません。ここでは、ADHDの疑いのある子供の性格についてご説明していきます。
どんな性格の子だとADHDの可能性があるのか
子供の場合、どんな子でも多少落ち着きがなく、あちこちに興味がうつったり、突然叫び出したりという行動はするものです。幼い子供のうちにADHDを特定することは難しいのですが、周囲の子と比べても極端に落ち着きがなく、常に体を動かしている子や、人の話を聞かない子、言ってもすぐに忘れてしまう子、極端に話す子などは、ADHDの可能性があるかもしれません。
性格か障害による症状なのかを見分けるには
前述のとおり、子供のうちは誰でも落ち着きがないところがあるため、それがADHDの症状によるものなのか、それとも本来の性格であるのかを見分けることは困難です。
見分けようとするのであれば、手っ取り早いのは、周囲の子供との比較でしょう。周囲の子供と比べても、逸脱して落ち着きのない行動が目立つという場合は、もしかするとADHDかもしれません。
とはいえ、その時点ではまだ確定することはできません。もしも不安なのであれば、必ず病院で検査を受けてみるようにしましょう。そうすれば、確実にADHDなのか、そうではないのかを調べてもらうことができます。
ただし、幼い子供のうちだと診断も難しいところで、ADHDのグレーゾーンだとか軽度ADHDだとか診断されることもあります。
その場合でも、グレーゾーンや軽度だったからといって安心せずに、治療を進めて行くことが重要です。
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