ADHDの人は性格が悪い?
ADHDの人は、その症状のために周囲に理解されず、「性格が悪い人」というレッテルを貼られることもあります。では、本当にADHDというのは性格が悪いのでしょうか。
ここでは、ADHDの人の性格が悪いかどうかについて考えてみましょう。
ADHDは性格が悪い?
ADHDで悩んでいる人は、周囲から性格が悪いと言われてしまうこともあります。これは、思った通りに発言してしまったり、忘れたり遅刻をしたりしても悪びれるそぶりがない、うまくコミュニケーションが取れず空気が読めないと言ったような特徴から、性格が悪いというふうに判断されてしまうからでしょう。
ADHDの症状からくる衝動性・多動性・不注意は、本人だけの力ではどうすることもできません。本人も悪気があってやっているわけではないので、責められたりすると悲しくなったり、不機嫌になってしまったりするのは、理解できるところではないでしょうか。
ADHDの症状と性格
ADHDだと、性格が悪いと言われる要素になっているものの大半が、その症状からくるものだったりします。また、周囲となじめないために、気持ちが沈んでしまって性格がねじれてしまうという人もいるでしょう。
しかし、本来の性格の核の部分が優しかったり、思いやりのあるタイプだったりすると、「変わってるし、行動は変だけど、実は良い人」のような評価を受けることもあります。特に大人になると周囲の人たちにも視野の広い人が増えてくるため、そう言った評価を受けやすくなるでしょう。
ですから、ADHDだからといって性格が悪いというわけでは本当はないのです。単にその症状から、面倒な人だとか、性格が悪い人だというレッテルを貼られているだけです。
これは治療を受けるうちに緩和されていくものですし、理解者が近くにいると楽になるでしょう。
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