ADHD同士の会話とはどんなものか
ADHDの人は、健常者とのコミュニケーションにおいて、会話がスムーズにすすまなかったり、理解できなかったりということがあります。
では、ADHD同士の会話ならスムーズに進むのでしょうか。ここでは、ADHD同士の会話の傾向について考えてみましょう。
ADHDの会話傾向
ADHDの人は、空気が読めないとよく言われますが、それはそのときに言うべきではない発言をしてしまったり、流れを無視して発言をしてしまったりすることが関わっています。
会話の流れよりも、そのときそのとき自分が反応してしまったキーワードをもとに発言してしまうため、会話がちぐはぐになることもあります。
会話の流れを記憶することも難しいため、流れを考えて発言すると言うことが大変困難な障害です。
そのため、空気が読めない発言をする人だと思われがちなのです。
ADHD同士の会話
では、ADHD同士が会話をした場合はどうなのでしょうか。ADHD同士の場合、どちらも同じような会話傾向があるためか、説明よりも答えや結論が先にきがちです。そのため、お互いに理解しやすいでしょう。
女性にありがちな中身のない会話が延々と続く感じは、ADHD同士の会話には存在せず、余計な情報があまりないため、話の論点がずれるということも少ないでしょう。
ADHDの人は、健常者と話すよりも、同じADHDの人と会話をしたほうが、会話がはずみやすい傾向にあります。
このことからわかるように、ADHDの人と会話をするときには、なるべく答えや結論を端的に言う必要があります。そうすれば、ADHDの人は会話の内容を理解することができるでしょう。
そして、他の情報に興味を引っ張られることがないため、空気が読めない発言も減ると考えられます。
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